数年前の夏の話になりますが、咳が長引き、なかなか治まらなかったのが受診のきっかけです。
日中はそれほど咳が出ることはありませんでしたが、夜、お風呂に入ったり布団に横になったりすると咳が出ることが続いていました。
数回の咳で治まることもあれば、「コン、コン」と5分以上咳が続くこともあり、眠いのに寝付けずに困ることもしばしばありました。
熱や頭痛などの症状はなかったので、そのまま様子を見ていたのですが、家族から「咳が長引いているから、一度病院で見てもらった方がいいのでは」と言われ、診察を受けることになりました。
病院では、初めに問診票に症状を記入していきました。
「咳が出る」にはもちろんマル印をつけましたが、それ以外の「熱が出る」「気持ち悪い」などの項目にはマルをつけることはなかったので、「こんな軽度の症状で病院に来てしまって、先生や看護師さんに嫌な顔をされるのではないか」と不安に思っていました。
ですが、診察室に通され、聴診器をあてられたりレントゲンを撮られたりした後、「気管支炎ですね。
結構つらかったんじゃないですか?」と言われ、気管支炎の薬を処方してもらいました。
薬の名前は忘れてしまいましたが、その薬を服用し始めてからだんだんと咳の症状が治まっていき、1~2週間経つころには、入浴時や就寝時に咳で悩まされることもなくなったと思います。
「こんなことなら、もっと早く診察を受ければよかった」と思いました。
私は5年ほど中国に単身赴任していたのですが、赴任中に咳が酷くなってしまいました。
最初は中国の空気が悪いからかなと思ったのですが、日本に戻ってからも良くなるどころか酷くなる一方でした。
ちなみに咳だけではなく、痰もかなり多く出ていました。
私は喫煙者なのですが、中国ではあいさつ代わりに煙草を勧めるという習慣があり、日本にいた時よりも本数が増えていたので、もしかして肺癌じゃないのかと心配になってしまい、病院で検査を受けることにしました。
とにかく肺癌じゃないのかという心配があったので、急いで病院に行くことにしました。
いろいろ検査した結果、肺がんなどではなく、ただの気管支炎でした。
私自身は凄く軽く考えていたのですが、そこから先生が滾々と気管支炎の怖さを語り始め、このまま喫煙を続けると間違いなく肺気腫になるぞと脅かされました。
それくらい検査での数値が悪かったみたいです。
その場で先生に煙草を止めることを約束させられ、大量の薬をもらって帰りました。
ちなみに薬ですが、飲み薬が5種類と、パッチタイプのものが1種類。
もう飲むだけでも大変だったのですが、頑張って飲み続けました。
もちろん煙草も止めました。
その結果、咳も痰も一切出なくなり、体も凄く楽になりました。